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天人に還る

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幼いころから、著者には「ここはどこ? 私はだれ?」という違和感がずっとついて回りました。まわりの人や環境になじめないのです。そのわけがはっきりしたのは小3年のとき。アイルという名前の男の子(5歳)だった過去世と、さらにミツという女の子として25歳まで生きていたことを思い出したのです。長ずるにつれ、身のまわりに不思議なことが頻発するようになり、神通、霊視、お筆先など、不思議な能力が出てきたのです。どうやら霊能力らしい――。最初著者はそんなものはいやだと拒否しますが、妙な出来事が続き、その道の方々から霊能者への道を進むようにと説かれます。
「普通に生きたい」と念じる著者の想いをなぎ倒すように、払っても払ってもその力は溢れてくるのです。最後に、そのままの自分を受け入れるしかない――と肚をくくります。「まっとうに生きる」と霊能力の合体ロボット。これしかなかったのです。以来著者は、アイル、ミツ、岡田多母の3者が統合された「地球の語り部」として、時代を見つめるようになりました。

優れた宇宙意識の目で時代を眺めると、いろいろ問題が見えてきます。本書で著者が強く語るのは、「天人に還れ」です。
人類は5次元以上の高意思(宇宙知性)とコミュニケートすることで、この先は、神と人類で創造する時代が始まります。人類が自らを神の座に進化させる惟神の時代です。人は神の座から根源へと進化して、ヒカリそのものとなるのです。すると、人は生きとし生けるものたちと調和して生きられるようになります。それが宇宙全体に広がると「大調和」になります。
大調和とは、健やかな人類、健やかな地球、健やかな宇宙です。人は、太陽系の他の星たち、さらに天の川銀河の全ての星々と和合できる「天人」になるのです。この流れを取り戻すこと、これが「地球の語り部」岡田多母の熱き想いです。

(目次)
(第1章)「ここはどこ?」
(第2章)不思議な力
(第3章)人として生きる
(第4章)時を読む
(第5章)深い契りの人――船井幸雄先生
(第6章)長男の生と死
(第7章) 大浄化
(第8章)根源に還る
(第9章)現実に向き合う
(第10章)和―ユルヴェーダ
(終わりに)どんな世界にいたいですか
(オマージュ)あれから24年 加藤 千香子

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(担当者から)
20年も前のことですが、初めて岡田さんに出会ったとき、「この人は高度な意識をもった宇宙人にちがいない」とぼくは確信しました。話の内容がぶっ飛んでいて、荒唐無稽で、真実を語っているという印象はあるものの、全く理解できない。波長が違うので会話が成り立たない、原始人が神さまと会話しているみたい。「こんな人、見たことがない」と、ぼくは冷や汗をかいていました。彼女の特性は、「直観力に特に優れた人。どんなことについても瞬時に正しい答えの分かる能力」(船井幸雄さん)とのこと。神さまと原始人はなんとなく気が合ったらしく、20年かけて、ほんの少しずつぼくは、彼女の言うことがわかるようになってきました。本書は「あなたの目に、今の世は、未来はどう映っているの?」という凡俗な問いへの著者の語りです。どうぞご一読ください。

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